Story
コメリナ小店のふたりが
一緒に丹後で過ごした夏、
露草の花が庭に生い茂っていました。
花言葉は「懐かしい関係」
ふたりの関係を表すようなお花です。
いつからあるかはわからないけれど、
それとなくそこに「居る(ある)」。
それは古いものたちにも通じるものがあります。
はじまりのNewark
はじめて、ほんものの蚤の市に出かけたのは、
イギリスのNewark Antique Fairでした。
そのむかし、どういう訳か偶然にも
イギリス、オックスフォードの街で
ご近所さんだった私たち。
霜が降りる冬の朝、無人の駅の街が、
私たちにはきらきらして見えました。
大きな川にかかる橋からの景色、
白くお化粧した道の草たち、
朝の太陽に照らされる赤れんがの街並み。
少しの勇気を出して、
列車で遠くへ出かけて行ったその日は
とっても満たされた気分でした。
お気に入りを連れて帰った旅はなつかしい思い出。
5550マイル
それは、私たちの暮らしている土地を結ぶ距離。
私たちは、遠くにいたり、近くにいたりしながら、
さまざまな時をともにしてきたふたりです。
yurieの暮らすドイツでは、
使われなくなったものたちを新しい持ち主へ
旅立たせる文化が根付いています。
5550マイル向こうの暮らしから、
日本の小さな田舎町へやってきた小包をあけるとき、
ドイツの暮らしの空気がほわっと溢れる、
それはとても懐かしいような、わくわくするような特別な瞬間です。
私たちはいつも、
現地の暮らしや風とともに、贈り物をおくるように、
古いものたちを新しい暮らしのもとへ届けたいと思っています。
Owner
ふたりの店主
Yurie
ドイツ在住
古道具、蚤の市、
台所にいることが好き。
Yukine
京都在住
自然と食、古いもの、旅が好き。